zomathの書き出し帳

気ままな独り言

shecter jazzmastertype配線その④

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テスターが届き、調べた情報を元に試行錯誤してみると、恐れていた断線はない様子。

ピックアップの極性を調べてみると、意外にアッサリ判明しました。ここから、4芯のうちのタップ線のペアも判明しました。

よーし!がんばるぞ!!!まずは残ったハンダを取っ払うぞー!!!

と、思いきや。

トーンポット、壊れてるじゃないの( ; ゜Д゜)

回りません。回そうとすると、ガリガリ言いながら回ります。

サウンドハウスCTSのポットと、ついでに錆があったジャックも注文しました。

なかなか作業が進みません。平日の夜にしてるので、確実に寝不足です。

やっとポットなどが届き、「もう、これで直らなかったら、このギターは修理に出そう」と、最後のつもりで配線をしました。

ドキドキしながらアンプで音を出すと。。。


やったー!!!直ってるー!!!
タップされたピックアップも期待通りです!

shecter jazzmastertype配線その③

もうね、調べまくりました。ありとあらゆるサイトで調べました。調べていくうちに、6ピンのミニスイッチを使ったタップ配線の仕組み、ピックアップの構造など、多くのことを学べました。その結果

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ダンカンのリード線の色分けと違うやん!!!

変な情報で、勝手に誤解してました。

これは恐らくsuperrockです。ですが、このピックアップの情報が皆無なんです。調べても調べても、どの線が何か分かりません。途方に暮れている時に見たサイトには

「ピックアップの配線で悩む人って、テスター使ってないよねー」

みたいなコメントが。
テスター?テスター??いるの?そんなの?
幸いにもピックアップからのリード線が分かりやすいので、検討はつくのですが、確信が持てません。
テスターで電導確認はもちろん、ピックアップの極性も分かるらしい。
ギター工房に修理に出すと、もろもろ込みで見積りが約2万円。アナログテスターが千円。

ポチっと押してました。

泥沼にハマってしまったかもしれません。

続く。

shecter jazzmastertype配線その②

せっかく配線を自分で見直すなら…と、配線材にもこだわってみました。配線材の音色への変化は実体験済みです。ホント、配線材って定番からマニアックな物まで多種多様で、ネット等では様々な情報が溢れています。

ということで、夜な夜な情報を集めました。レビューや商品紹介のコメントを頼りに、採用する配線材を決定しました。

まずはこれ
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ホットラインに「オヤイデ / 3398-22」
アースラインに「オヤイデ / 4N純銀 単線0.5mm」
ハンダは「アルミット kr-19」です。

このギターの特徴が失われることなくアウトプットされるように、なるべくモダンでレンジの広いものを選びました。
WEのヴィンテージはたくさんの方が絶賛されていますが、種類が多すぎて値段も高く、耐久性に不安があるため、パスしました。求めるイメージともちょっと違うかな。
アースラインの銀の線材は、ちょっと割高でだいぶ迷いました(´Д`)

配線材が届き、ワクワクしながら交換です!タップ配線も下調べをしておきました。
間違ってたんじゃないかと不信をいだいていたリペアショップの配線も、正しいことが分かりました。タップする方法もいくつかあるんですね。疑ってすみません。
じゃあ、何がおかしいんだろ。。。
とりあえず、ダンカンのサイトの配線図を頼りに作業開始です。

細心の注意を払って元の配線を取り、残ったハンダを吸い取り線で除去し、ちゃんと端子と線材をからげて丁寧に配線し直して、ピックガードなどを元に戻して、新しい弦を張り直して、チューニングして、アンプに繋いで音を出してみると


ナニコレ!ヘンナオト( ; ゜Д゜)!!!
猫の鳴き声みたいな音がする。。。ニャーニャーミャーミャアー。。。
どうがんばって弾いてもニャーミャーと鳴ります。
これはこれで個性的で良いかも。


良いわけない!!ダメじゃん(; ̄Д ̄)!!!


仕事の疲れとガッカリ感、そして多くの疑問が襲う中、残りの気力と体力を振り絞り、片付けをして明日の仕事に備えて就寝しました。

なんてこった。4時間睡眠になってもた。。。

schecter jazzmaster type の配線が…?

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ネックが動きまくりの問題児ジャズマスタータイプ。ただ、生音は魅力的で捨てがたいものがあり、大切にしたいギターの1つです。

しかし、その生音がアンプを通すと「いたって普通」の音になるんです。よく伸びる低域とすっきりとした中域が相まって、ぐわ~んと広がる音が「普通のハムバッカーの音」になります。これはこれで悪くないんですが、何だかもったいないなぁと感じてました。

音にバリエーションを増やそうと、リペアに出してコイルタップのミニスイッチを増設しましたが、タップしても期待通りになりません。出力が落ちてシングルっぽい雰囲気になりますが、レスポールでタップした音とは全然違います。

至って普通の音であることやタップした時の音の原因は、この個性的な外観のピックアップ(スーパーロック)の特性かなと思い諦めてましたが、どうしても我慢できなくなってモディファイする決心をしました。

ピックアップの交換を考えてましたが、費用と効果を考えると簡単には決心できません。交換してガッカリの可能性大です。
そこで、まだ手軽に変えられる配線材を変えてみることに。別のギターでその効果は体験済みなので、なるべくレンジの広い線材をネットで探してまくりました。

その線材についてはまた別にレポートを載せますが、ピックガードを開けてみてふと疑問が。さすがプロに任せただけあって、ハンダ付けなどキレイですが…


この配線、合ってる???


ピックアップの配線の色がダンカンやディマジオと違うのは想定内でしたが、どうもミニスイッチの配線に違和感があります。
その違和感を確かめるべくネットで調べまくりました。そして、ピックアップの配線方法は何とか分かりました。ミニスイッチでタップする配線方法もいくつかあることも分かりました。しかし、どの配線図とも合わないんです。どうも、タップじゃなくてパラレルになる配線になってるっぽい。パラレルの配線ともまた違うんですが。そりゃタップの音にならない訳です。

こんなことってあるんですねー。ビックリしました。
変えてみたくて仕方がないのですが、まだ注文した配線材が届いてないので、配線材交換とともにタップ配線にもチャレンジしてみます。

カナレ professional cable G03

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カナレのギターシールドケーブルです。

これまで、ベルデンの9395をずっと使ってきました。パッチケーブルにも同じものを自作して使ってきました。理由は何となく「ロック向き」かなーって感じで。高域が耳につくことがありましたが、特に不満もありませんでした。
職場でギターを弾く機会があり、とりあえずサブのギター用にと、そこそこ使えて安いシールドが欲しかったのです。

届いてもしばらく放置してましたが、気まぐれで試しに使ってみると、何だか心地よい音が。まさかと思い、ベルデンに替えてみると「カナレの方が良いやん・・・」

何が良いかと言うと

・中低域の密度が濃い。
・高音に楽器的な表現力がある。

ベルデンより中低音の音量が上がったように感じます。気持ち中域寄りかな。ギターの美味しいツボを押さえた出かたです。

ベルデンが悪い訳ではなく、これはもう好みでしょうね。耐久性や取り回しの良さは大差ないと思います。全体的な音の抜けの良さは、ベルデンが勝るかな。アンサンブルでも抜けて聴こえるかなと思います。

こんなに安くて満足できる音なら、試してみる価値はあります。

Gibson 57classic & super57 pickup

レスポールクラシック2014に搭載されているピックアップです。

57classicはメジャーなピックアップで、ギブソンレスポールの様々なモデルに搭載されており、そのレビューもよく見かけます。レスポールクラシックにはフロントに使用されています。

音は、レスポールの音を忠実にそのままデフォルメすることなく出力する感覚です。歪みを抑えたアンプで弾くと、ピッキングで表情を豊かにつけることができます。音は太いですがコモりません。高域のオイシイとこがちゃんと出ていて抜けが良いです。ほんのちょっとシングルっぽい手触りもあります。
タップすると、低域がスッキリ高域ジャッキリとよりシングルっぽい雰囲気に変化します。

リアのsuper57は、57classicのターン数を増やしてリア向きにより出力を高めたモデルだそうですが、57classic plusとの違いが分かりません。
これもフロントの57classicと同じく余計なデフォルメをせずに出力する印象で、レスポールの筋肉質なアタックや芯が太い音色をそのまま活かして出力します。そして枯れたニュアンスもあり、それは歪みを深くしてもなくなりません。
タップすると、見事にジャキジャキします。その豹変ぶりに驚きます。出力が下がり低域も減ったにも関わらず迫力のあるシングル風の音が出ます。

どちらもクリーンからクランチ、そして深めのディストーションまで使える優秀なピックアップです。特にクランチで抜け良く使えます。また、ボリュームを落とすと甘く落ち着いた使える音になるのも良いですね。共通しているのはギターの音を素直に出力すること、枯れたニュアンスもありつつ暖かみがあることです。
やはりレスポールに合います。イメージする「レスポールの音」がそのまま出ます。セミアコなども合いそうです。

ギター本体の音を補正したり矯正したり、ピックアップで積極的に音作りをしたい人には物足りないと思いますが、様々なジャンルを弾く人やギターそのものの音を活かしたい人にはピッタリのピックアップだと思います。

レスポール テールピース 調整

フィクサーテールピースロックシステムを付けて、テールピースの効果の大きさを実感したものの、その高さにはあまりこだわってませんでした。
弦の振動をガッツリなるべく無駄なくボディに伝えたくて台座カラーも一番低いものでベタ付けにしてました。
これはこれで実感できる効果があり、ギター全体がよりよく響くようになって満足してたのですが、ちょっと気になることも出てきました。

・特に巻き弦のアタックが強すぎてタイトすぎる(サスティーンがないのではなく、繊細さに欠けるムキムキマッチョ?な感じ)
・音の広がりや深みが物足りない(コードなどの和音がコッテリしすぎ)
ナッシュビルタイプのブリッジの端に思いっきり当たってる。というか、コマとブリッジの端で弦に2段階の角度ができてる。(音に関係あるのか分からないが、何だか違和感がある)

もしや、テールピースの高さを変えてみたら良いのではと思い、上げてみることに。
ホントは弦交換せずに変えたかったのですが無理だったので、エリクサーの弦がダメになるまで待ちました。相変わらず長持ちしますね、この弦は。汗をかきながら弾きまくってもほとんど劣化しません。まだ使えそうですが、シビレを切らして交換しました。

台座カラーの一番高い5.5mmにして、10円玉でギューッとスタッドを締めて、新しい弦を張りました。
これで悪い結果になったら…という不安を抱えてドキドキしながらチューニングをして、アンプにつないで弾いてみると…

ヽ(*´▽)ノ♪ やったー!良い感じー!!


新品の弦にした影響を差し引いても、音の印象は変わりました。具体的には

倍音が増えたのか音抜けがよくなり、歪みを抑えてもスカスカになりにくい。
・歪みを抑えられることで、ボリュームやピッキングで表現しやすくなった。
・和音が綺麗に響くようになり、音に広がりが出るようになった。(これがテンションの変化に感じる?)
ピッキング後の音程が以前に比べて早く安定するようになった。特に6弦で。

ただ、弦のテンションは変わってないようで、チョーキングなどの弾き心地も変わらないです。
また、ブリッジにかかる圧力は減ったにも関わらず、ボディも変わらず響きます。
サスティーンは体感できる変化はありませんでした。
ブリッジの端には1弦と6弦がまだちょーっとだけ当たってしまってますが、以前よりはマシです。

テールピースの高さを変えるだけで、音の印象も変わりました。アンプに繋いだ方が違いが分かりやすいと思います。それぞれ良し悪しもあると思うので、バランスを見つつ好みに合わせて変えてみても良いですね。
ただ、今の音が気に入ってるなら下手に変えると泥沼にハマると思います。

まぁ弾き手にしか分からないような微妙な効果かもしれませんが、自分の好きなギターをより好みに近づけるのは楽しいですね♪