shecter jazzmastertype

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数年前に知人から譲ってもらったギターです。調べてみても、このギターに関する情報がまったくありません。材質はアッシュ単板ボディということが保証書に記載されており、おそらくメイプル単板指板です。コントロールも独特で、ボリュームはコイルタップできるスイッチポットで、バイパスフィルターを兼ねたスイッチポットのトーンコントロールもあります。
PUをタップして、バイパスでローを削るとカッティングが綺麗にキマります。

改めてじっくり弾いてみると、すごい生鳴りです。トレモロのスプリングが共鳴するほどガンガン鳴ります。ギター全体が「グォ~ン」って鳴る感じです。どこかにピークがある訳でなく、全域に渡ってフラットに鳴ります。

不思議なことに、ちゃんとチューニングするとよく鳴ります。ズレるとそこまで鳴りません。以前の持ち主がしっかりチューニングして弾きこんでいたからかもしれません。
そして、ボルトオンにしてはサスティンも長い。デッドポイントらしいものもありません。

アンプを通しての音は、意外とオーソドックスです。拍子抜けするくらい普通。レスポールに近いニュアンスを感じます。生鳴りとのギャップを感じるくらいです。これはsuperrockのピックアップのせいでしょうか。

生鳴りと出音のギャップが大きいのを何とかしようと、配線をイジってみることにしました。
アウトプットジャックからの配線を、ウエスタンエレクトリック(WE)の撚り線にしました。チャリーンとした高域が出るようになり、だいぶ生鳴りに近い出音となりました。耳に痛くはありませんが、しっかりとした音抜けも確保できました。

気になっていたコンデンサも変えてみました。いくつか試してオレンジドロップに落ち着きました。ギターらしい中域の押し出しの強さが決め手となりました。ハンダは定番のケスター44です。

まだ生鳴りとのギャップを感じますが、イメージするような「良いギターの音」になってきました。

ようやく自分好みの音になってきたのですが、トラスロッドの調整をしても弦がビビります。特に1弦の5フレットあたりがヒドイ。

よく見てみると、若干ネックが波打っています。これが原因か。とりあえずは、弦高を高くして何とか弾けるようにします。めちゃ弾きにくいが仕方ありません。
さらにネックがよく動くのです。1週間で半音弱くらい音程が変わります。トラスロッドの効きが良いので救われますが、ちょいちょい調整しなきゃいけません。

フレットもだいぶすり減っているし、フレット交換と指板修正を合わせてリペアに出しました。ついでに、ハイパスを取って、1ボリューム1トーンとスイッチでコイルタップ出来るようにサーキットの改造もしてもらうおうと相談に行きました。

お見積りで、約6万円…(°Д°)メチャタカイ!!!

これでも、セット料金で安くなってるとのこと。
このギターのポテンシャルを信じて、リペアをお願いしました。

約1ヶ月後、ドキドキしながら受け取りに行って弾いてみたら、良いギターに仕上がってます!さすがプロ。ネックもフレットもバッチリです。
ただ、また指板は波打つ可能性があるらしいですが、とりあえず、ストレスなく使えるギターになったのが嬉しい!!

家に帰って、しっかり弾きこみましたが、弾きやすくてビックリしました。弦のビビりがないので、弦高を適正にできます。
グワーンと来る生鳴りはそのままに、弾きやすさがアップしました。

ただ、やはりネックはよく動きます(´-ω-`)ウーン

まぁ、これはこのギターの個性ということで付き合わなきゃな。そう思えるくらい良いギターとなりました。