またまたです。
このギターは、1度オリジナルからディマジオのエアクラシックに変えてます。結局、気に入らなくて元に戻しています。
そして、アンプなどの機材の変化や音楽の嗜好の変化により、配線材などの交換と共にまたエアクラシックに変えました。
で、「やっぱ何か変だわー違和感あるわー」ということで、また元通りにします( ; ゜Д゜)
具体的な「違和感」とは
・立ち上がりが遅く、アタックがぼやける。
・アンプの歪みをちょっと深くすると、すぐに音が潰れる。
・音圧がなく散らばる音になりがち。
・ギター本体のバランスの悪い鳴り方を、素直に出力してしまう。
ついでに使わないコイルスプリットは廃止しようと思います。
今回、交換したもの
・配線材…オヤイデ 3398-18
・ポット500Aカーブ
とりあえず、電装系を全て取っ払ってしまいます。
もともとのアイバニーズオリジナルのピックアップは、フロントとリアでホットとコールドの色が違います。テスターでしっかり確認しておきます。
前もってプリントアウトしておいた、ダンカンのサイトの配線図を元に組み上げていきます。オヤイデの配線材が太めの18awgなので、ハンダづけや取り回しに苦労しました。
それでも何とか配線完了です。無事に音も出ていて、特に不具合はなさそうです。あとは、新品の弦を張って、音の変化を確かめてみます。
[変化について]
・エアクラシックより大幅な出力アップとなった。
・やや硬質で無機質な音になり、立ち上がりが速く抜けは良い。
・アタック感や分離感は合格点。
・良い意味で、ギター本体の音をあまり感じさせない出音となった。弦の振動をそのまま忠実に拾うイメージ。
リアもフロントも硬質な音となりました。配線材の影響かもしれません。温かみや深み、奥行き、枯れ感、粘りといったものは感じられず、ピックアップが拾った弦の振動を素直に出力しているように感じます。決して耳障りではありませんが、オーディオっぽい感じがあります。ベルデンやWEなどのヴィンテージ線の方が“楽器っぽい”かも。
それゆえ、このギターのような、これと言った特徴がないギターだと、面白みに欠けています。
以前に配線材を交換したシェクターと、同じ傾向を感じます。あの時はホットに同じオヤイデの3398を使ったので、この線の特徴なのかもしれません。
結果、以前の「しっくりこない違和感」がなくなり、「それなりに使えるギター」の音となりました。ただ、無機質でモノトーンな音なので、弾き手で様々な色を付け足す必要性を感じます。