調べてみると、「変わる」「変わるワケない」との両極端な意見があります。確かに、ギターのトーンを10にした時にはコンデンサは通らないので、影響はないハズです。ところが、トーンを10にしたときも影響はあるとの情報も。
どんな変化があるのか、手頃なものを色々と試してみました。ハンダはケスター44を使用しました。
2ハムのアイバニーズszのもともとのコンデンサは、ちっいゃいセラミックコンデンサです。
ポットの裏にコンデンサの足をハンダ付けするのって、コツがいりますね(´Д`)
実際に取り替えてみると、トーン10であっても弾き手には分かる変化がありました。微妙な変化ですが、じっくりと音と向き合ってると無視できない変化です。ただ、微妙な変化なので聴き手には分からないかもです。
主観で感覚的になってしまいますが、感想をちょっとだけ。
音がまろやかになり、角の取れたような上品で落ち着いた音になりました。トーンを絞っていくと、見事に高域を落ちていき、音が丸くこもっていきます。フロントでトーンを絞りきったソロの音もなかなか良いです。
・スプラグのデッドストックのビタミンQ
こちらはトーイチのとは全く違い、トーン10でも音にトゲトゲしさが感じられました。変えたばかりでは、ハッキリたしたクリアな音で良かったのですが、聴き続けていると独特のザラザラした感触に違和感を感じました。何て言うか、ずっと聴いてると疲れる音です。これはトーンを絞っても、ある程度の抜けの良さを感じました。
・オレンドロップ
全く期待してなかったのですが、これが僕にはぴったりハマりました。適度に高域の角が取れて、良い感じに中域が前に出て音がまとまります。だからと言っても音がこもることはありません。
トーンを絞っても、これはこれでありと思える使える音です。
使うアンプや歪ませ方などで、音の違いの感じ方は大きく異なると思いますが、安価ですし色んな情報に流されずに色々と試してみるのも良いと思います。