って、いきなりパワースタックの画像ですが。
愛用していたパワースタックにも少しずつ不満というか「もうちょいなんとかならんかなー」ってとこがチラホラ出てきました。良い音なのですが、良い音すぎるというか。なんというか「キレイすぎる」のです。決して音は細くはないし、しっかり歪むし、ヌケも悪くありません。しかしやはり「キレイすぎる」のです。
ということで、派手な音のするマーシャル系でアンプライクなものを探しました。所謂、沼というものにハマりかけです。
そして数ある中から、be-odを見つけました。
レビューやYouTubeの音も良い感じ!
これ、有名なんですね。ぜんっぜん知りませんでした。
ただ、値段も高めだし試奏もせずに買う勇気がなく。気になったまま約半年が過ぎ。
ふらっと立ち寄った楽器屋に、なんと中古のbe-odが1台ある!
さっそく試奏させてもらうことに。
歪むー!!!
でも、ゲインを下げれば良い感じ。中にゲインのトリマーもあるし下げればもっと良い感じかも。値段は…2万ちょい。んー保留。
予想通りの音で気になり過ぎて、サウンドハウスで3万しない新品を買うことに。ポチッと。
やっと来た!ということで、前置きが長くなりましたが、とりあえず弾きこんでみたみたのでレビューします。
⭐︎外観
予想以上にこれがチープ。試奏した時には気づかなかった…
キットの組み立て完成品かと思いました。値段だけにもうちょい高級なものかと勝手に思い込んでました。
これまで国産のエフェクターばかり買ってきたので、ビックリしました。貼り付けてあるパネルもよく見たらプラ板を貼ってるだけだし、端がちょっと浮いてるし。国産のが当たり前だと思ってました。
⭐︎音
ボリューム以外オールセンターで、ドン引きレベルでめちゃくちゃ歪みます。気を取り直して裏蓋開けてゲイントリマーを見たら、まさかのセンター。これでMAXじゃないとは。トリマーを下げ切ると何だかコシがなくなる。かと言って上げるとゲイン高すぎ。試行錯誤した結果、10時の位置が自分的にバランスが良い感じでした。それでも、十分な歪みです。ゲイン9時くらいでちょうど良い感じ。12時以降はあまり変化しません。何となくコンプ感が強くなるかなって感じ。
驚いたのが、他のノブを色々と調整しても「これはこれでアリかも」という音になることです。極端なセッティングでなければ、どんなセッティングでも成立してしまいます。これはすごいんじゃないでしょうか。
期待通り音は派手です。いわゆるブラウンサウンド的な派手さです。これが凄く心地いい!
その派手さゆえ、アンプライクか分かりません。アンプライクかなんてどうでも良くなるくらい、立ち上がりが速くてホント心地よい音です。
⭐︎その他
これだけハイゲインにも関わらず、ノイズは少ないです。もちろん、ギターのノイズは増幅しますが、これ本体のノイズは少ないです。
18vはまた違う印象になるそうですが、9vで不満はありません。いつか試してみたいですが。
◎終わりに
チープな外観の期待を裏切るアツい音です。とりあえず、これがメインの歪みになりそうです。これまでゲイン低めがマイブームでしたが、ゲイン高めも良いなと思わせるエフェクターです。ちょっと高いですが、良い物に出会えました。
早くスタジオでデカい音でならしてみたい!
※追加
シールドをベルデンからカナレに変えたら、ノイズがほとんどのりません。「ノイズが少ない」という他の方のレビューの意味がやっと分かりました。これだけ歪ませているのにも関わらず、ギター本体のノイズも少ないです。もちろん、弦から手を離すとノイズが出ますが、普通に弾くとビックリするほどノイズが少ないのです。
不思議!ホント不思議!
どういう設計なのでしょうか。ノイズの出やすい音域をカットして、あとで機械的に補正してるのかな。それともエフェクター内で上手くノイズを落としてるのかな。
どういう仕組みなのかまったく分かりませんが、とにかくノイズが少ないです。これは凄いなー。