○購入動機
・iPadでオーディオインターフェースとして使いたかったから。THR5ではできなかった。
・cubaseの使い勝手に慣れていて、バンドルのcubasisを使いたかったから。
・小さい音でもちゃんと使える音の出るアンプが欲しかったから。
・好みの音がだいたい決まっていて、アンプタイプが多くても結局1〜2種類あれば足りてしまうし、THR5で好みの音が出せたので大丈夫だろうと。
・ヘッドフォンでも使える音が出せるから。
・音楽プレーヤーをBluetoothで繋げたかったから。
などなどを考えると、THR10Ⅱの一択となり購入を決めました。即決できない、なかなか悩ましい価格(私にとっては)ですね。
○使用感
前世代のTHRシリーズの改良バージョンかと思いきや、THR5とは音の感覚や操作感が予想以上に違いました。私にとっては音のバリエーションが十分すぎるくらいに豊富です。アプリでも細かく調整できて、音づくりをしていると、あっという間に時間がすぎてしまいます。「お手軽にサクッと音づくり」という点では、良くも悪くもTHR5の方が向いてます。好きな音が出るセッティングができたと思っても、もうちょい何とかならんかなーとアレコレ試してみると、見事に泥沼にハマります。まぁ、これも楽しいんですが。
thr5で気になっていたノイズですが、これ本体のノイズはまったく問題ないです。しかし、好きなセッティングにすると、ギター本体のノイズが目立ちます。飽くまでアンプ側じゃないです。ギターの問題です。それだけギター本来の音を活かした音づくりをしているということですね。アプリでノイズゲートもオンにできます。このノイズゲートも自然なかかり具合で良い感じです。
リバーブやディレイなど空間エフェクトもアプリで細かく設定できます。そして、これが良い音。スピーカーなどのハードウェアとエフェクターのソフトウェアが一体となっている強みですね。
肝心のモデリングアンプの音ですが、それぞれがわざとらしくないというか無理のない音だと感じました。本物のチューブアンプを弾きこんで音を追求したことはありませんが、自然な歪み方に聴こえます。
アンプタイプは多くないものの、それぞれ3モード(クラシック・ブティック・モダン)を設定できるし、キャビネットも16種類から選べるので、音づくりの幅は広いです。
ただし、これらを操作するにはアプリがいります。スマホでもできますが、断然iPadの方が操作感は良いです。
小さいスピーカーなのに、低音がよく伸びます。THR5より特に低域の音のレンジは広いと感じます。「小型アンプ」っぽいショボさは全く感じません。すごいなーこれ。
別機種と言ってもいいくらいTHR5と使い勝手が違っていて、まだ好きな設定にたどり着いてないのですが、これからちょいちょい弾きこんでいきたいと思います。
そこで思ったことや感じたことなどを、またレビューしたいと思いますを